【「ひなさん」と行く、ひな祭り同伴】— 銀座「源吉兆庵」で春を感じる

2月26日、銀座の名店「源吉兆庵」にて、クラブ七凪ホステスの「ひなさん」と鉢嶺が同伴することになった。店内では、ひなまつりにちなんだ「ひな人形展」が開催中。雛飾りや和菓子に囲まれながら、春の訪れを楽しむひとときになること間違いなし。

鉢嶺という男は、普段から銀座の街に馴染んでいる、しかし、こうした文化的なイベントにもよく足を運ぶのを筆者は昔から知っている。華やかな銀座のナイトライフを知り尽くした男が、日本の伝統文化にも興味を持ち、さりげなく楽しんでいる。その感性の幅広さには、悔しいが「さすが・・・」と唸らされる。そして、ひなさんの反応も気になるところだ。

▼この記事でわかること

  • 銀座「源吉兆庵」で開催中の「ひな人形展」の見どころ
  • 鉢嶺とひなさんが楽しむ、つるし雛や雛人形の魅力
  • ひなまつり限定の和菓子や特別メニューの紹介
  • 銀座の街に馴染む鉢嶺が感じた、日本の伝統文化の奥深さ
  • 源吉兆庵の雛人形制作に込められた職人技と現代技術の融合

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【源吉兆庵】ひなまつりの豪華な展示とは?

八段飾りの雛人形

ひな人形展の見どころ

源吉兆庵の「ひな人形展」は、毎年開催される人気の催し。2025年は1月17日から3月9日までの期間で、八段飾りの雛人形や、約4,000本ものつるし雛が展示されている。

鉢嶺とひなさんが店内に足を踏み入れると、華やかな雛飾りが出迎えてくれた。雛人形の顔立ちは、温かみのある丸顔に繊細な表情が施されており、細部までこだわりが詰まっている。「これ、一体ずつ職人さんが作ってるんですね」と、ひなさんも興味津々の様子だった。

雛人形

鉢嶺「……これ、家にあったら落ち着かないかも...」数秒後、ぽつりと漏らした一言に、ひなさんが吹き出す。

「そんな感想あります? でも確かに、夜中に見たらちょっと怖いかも!」

ひな人形のポイント

それぐらい精巧に作られた、まるで平安時代の宮廷からそのまま持ち出されたかのような雛人形。細部にまでこだわり抜かれた造形や、格式高い衣装の美しさが際立ち、静かに佇んでいるだけで存在感を放っている。鉢嶺曰く、「その完成度の高さゆえに、まるで今にも動き出しそうな迫力すら感じさせられた」とのこと。

つるし雛の美しさ

展示のなかでも圧巻なのが、約4,000本ものつるし雛。小さな布細工が連なり、会場全体を彩る様子は見応えがある。「これ、全部手作り!?すごすぎる…!」と、ひなさんも思わず感嘆の声を上げるほど。つるし雛には、健康や幸せを願う意味が込められている。桃の実は魔除け、ウサギは跳躍の象徴で、成長を願う縁起の良い飾りなのだという。

南天の実

鉢嶺「ん? この赤いやつ、なんだろう……?」 じっくり見つめた後、「……いや、これどう見ても唐辛子じゃないかな?」と指摘。

ひなさんが慌てて確認すると、それは“南天”の実を模したつるし飾りであることが分かった。「難を転ずる」という意味を持ち、古くから魔除けとして親しまれてきた縁起物だ。しかし、その鮮やかな赤色と細長い形状が、鉢嶺にはどうしても唐辛子に見えてしまったようだ。


ひなまつり|和菓子を味わう

展示を楽しんだ後は、源吉兆庵併設のカフェで、ひなまつり限定の和菓子をいただくことに。

ひなまつり|和菓子を味わう

特に人気なのが、桜餅と桜花しぐれ。鉢嶺が「どっちにする?」と尋ねると、ひなさんは迷わず「桜餅ください!」と即答。優しい甘さと塩気のバランスに、思わず「これ、美味しい…!」と笑顔になる。また、カフェでは特別なひなまつり限定コースも提供されており、和の味わいをじっくり楽しむことができる。鉢嶺も「こういうの、意外といいな」と言いながら、一口ずつじっくり味わっていた。


源吉兆庵の雛人形はどう作られる?

伝統と職人技

ひな人形は、室町時代には立雛や紙雛が登場し、江戸時代にはより華美な雛人形が作られるようになりました。源吉兆庵の雛人形は、京都の老舗「雛屋次郎左衛門」が江戸時代中期の寛文年間(1660年代)考案した「次郎座衛門人形」を基に制作されている。

伝統と職人技

特徴的なのは、温かみのある丸顔と、引目鉤鼻という伝統的な顔立ち。職人たちは、平安時代の絵巻物や歴史資料をもとに、細部までこだわりながら制作。衣装には金糸や銀糸が施され、豪華な仕上がりになっている。

現代技術との融合

伝統を守る一方で、源吉兆庵では時代に合わせた進化も取り入れている。例えば、環境に配慮した新素材の採用や、現代の住空間に合うコンパクトな雛飾りの開発などが行われている。

また、LED照明を活用した展示や、海外向けの解説ツールの導入など、日本文化を広める工夫もされている。


ひなまつりを彩る「源吉兆庵」の魅力

伝統文化を体験できる空間

伝統文化を体験できる空間

源吉兆庵の「ひな人形展」は、単なる展示ではなく、日本の伝統文化を五感で楽しめる貴重な機会だ。鉢嶺も「とても素敵だったね」と言いながら、じっくり展示を眺めていた。雛飾りの美しさはもちろん、ひなまつりの歴史や、そこに込められた意味を知ることで、より深い魅力を感じることができる。

アクセスと基本情報

    カフェレストランK.MINAMOTOでは、期間限定のひなまつりコースも提供されており、展示とあわせて楽しむのがおすすめだ。

    「ひなさん」とのひなまつり同伴を終えて

    「ひなさん」とのひなまつり同伴を終えて

    銀座「源吉兆庵」で過ごしたひなまつりの夜は、華やかな雛飾りと和菓子に彩られ、趣のあるひとときとなった。鉢嶺は、その華やかさの裏にある日本の歴史や職人の技に、改めて深い敬意を感じたようだった。ひなさんも、豪華な八段飾りやつるし雛に目を輝かせ、和菓子の甘さに笑顔を見せていた。そんな二人の反応が、この夜をより味わい深いものにしていた。華やかな銀座の夜に、ひなまつりの風情を添えた特別な時間。来年の春もまた、この場所で——そんな予感を残しながら、二人は銀座の街へと戻っていった。

     


    銀座「源吉兆庵」はこんな人におすすめ
    • 伝統文化に興味がある人
      源吉兆庵は、日本の伝統文化を大切にし、和菓子を通じて四季の風情や歳時記を表現しています。
      特に、雛人形展や季節限定の和菓子は、日本の文化を深く理解したい人にとって最適です。
    • 高品質なギフトを探している人
      源吉兆庵の和菓子は、すべて自社で製造され、高品質で丁寧に作られています。
      手土産や贈り物として、特別な場面で喜ばれる商品が揃っています。特に、季節限定の商品は、贈り物として人気が高いです。
    • 若い世代で和菓子に興味を持ちたい人
      源吉兆庵は、若い世代にも和菓子に親しんでもらうための取り組みを行っています。
      現代的なデザインや、季節感を感じられる商品を通じて、和菓子の魅力を再発見できます。
    • 季節の味を楽しみたい人
      源吉兆庵は、季節ごとに異なる和菓子を提供しています。春には桜の和菓子、
      夏にはマスカットを使った商品など、季節の味を存分に楽しむことができます。季節ごとに訪れる楽しみがあります。

    記事監修者

    CEO鉢嶺祐矢

    銀座のナイトワーク業界で一線を画す存在として知られる株式会社ZENNO GROUPの代表取締役。銀座の高級クラブで14年間にわたり黒服として活躍し、その経験をもとに業界向けのさまざまなサービスを提供。非効率な業務体系を改善するため、株式会社ZENNO GROUPを創業し、業界の発展に貢献している。

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