HERALBONY LABORATORY GINZA(ヘラルボニー・ラボラトリー・ギンザ) は、2025年3月15日に東京・銀座レンガ通り沿いにオープン予定の、ヘラルボニー初の都内常設店舗 です。障害のある作家の作品を中心に据えたショップとギャラリーを併設し、社会の価値観を変える文化体験の場 を提供します。
本記事では、HERALBONY LABORATORY GINZAの特徴やコンセプト、他のアートスペースとの違いについて詳しく解説します。
この記事でわかること
- HERALBONY LABORATORY GINZAとは?障害者アートの新たな発信拠点
- 「LABORATORY(実験室)」というコンセプトの意味と意義
- ショップ・ギャラリー・アトリエが融合した体験型空間の特徴
- 他のアートスペースと何が違う?HERALBONYの独自性を徹底比較
- 持続可能なビジネスモデルと、障害者アートが生む社会的インパクト
Table of Contents
HERALBONY LABORATORY GINZAの特徴と魅力
1. 「LABORATORY(実験室)」というコンセプト
店名にある「LABORATORY(実験室)」には、アートを通じて社会の価値観を変える挑戦を行う場 という意図が込められています。歴史と革新が共存する銀座という街で、新たな文化を生み出す拠点となることを目指しています。
HERALBONYの活動は国内にとどまらず、海外展開を本格化
- 2024年5月:日本企業として初めて「LVMH Innovation Award」を受賞
- 2024年7月:パリに現地法人を設立し、海外事業を強化
- 欧州の4箇所(ベルギー・ドイツ・フランスなど)の福祉施設とパートナーシップ契約を締結
- 海外ブランドとのコラボレーションやIPライセンスの提供を推進
また、世界各国のアーティストや福祉施設との提携を進めながら、海外の展覧会・美術館への出展やコラボレーション も加速。アート業界におけるHERALBONYのプレゼンスをさらに高めることを目指しています。今後、さらに多くの国・地域と連携し、「障害者アート」を世界に発信するグローバルブランド としての地位を確立していきます。
2. ショップとギャラリーを併設
HERALBONY LABORATORY GINZAは、単なるアートギャラリーではなく、以下の要素を持つ体験型空間となっています。
エリア | 特徴 |
---|---|
ショップ | ヘラルボニー契約作家の作品を取り入れたグッズやアイテムを販売 |
ギャラリー | 作家の原画作品や特別展示を開催し、障害者アートの価値を伝える |
アトリエスペース | 来場者が作家の創作プロセスを間近で体験できる |
このように、「観る」「買う」「体験する」 の3つの要素を融合させ、アートをより身近に感じられる場となっています。
3. アクセスしやすい立地
店舗は、東京都中央区銀座2丁目5−16 銀冨ビル1Fに位置し、銀座の中心地にあります。銀座駅、有楽町駅から徒歩圏内という好立地で、国内外の多くの人々が訪れやすい場所となっています。
ヘラルボニーのミッションと背景
1. 「異彩を、放て。」を掲げるクリエイティブカンパニー
ヘラルボニーは、障害のある作家のアート作品を活用して新しい文化を創出 する企業です。
- 契約作家数:243名
- 管理アート作品数:2000点以上
- コラボレーション企業数:多数(大手企業とのプロジェクト実績あり)
この豊富なアート資産を活かし、企業とのコラボレーションや商品開発を進めることで、アートの新たな市場を創造 しています。
2. 障害に対する価値観を変える取り組み
HERALBONY LABORATORY GINZAは、単なる商業施設ではなく、アートを通じて障害に対する価値観を変える場 です。来場者は、作家の作品を鑑賞するだけでなく、彼らの創作プロセスに触れることで、障害に対する新たな視点を得ることができます。
このアプローチにより、アートを通じた社会変革の実験場 としての機能を果たします。
HERALBONY LABORATORY GINZAと他のアートスペースの違い
HERALBONY LABORATORY GINZAは、一般的なアートスペースとは異なる5つの独自性を持っています。
1. 障害者アートに特化した社会的ミッション
項目 | HERALBONY LABORATORY GINZA | 一般的なアートスペース |
---|---|---|
目的 | 障害のある作家の才能を社会に広め、価値観を変える | 芸術表現の場を提供 |
社会的アプローチ | アートを通じた社会課題への取り組み | 商業的・芸術的価値の追求 |
HERALBONY LABORATORY GINZAは、「価値観の変容」 を目的としたユニークなアートスペースである点が特徴です。
2. アトリエ併設型の体験空間
来場者は、作家の制作風景を間近で見ることができ、アートが生まれる瞬間を直接体感 できます。この仕組みは、他のアートギャラリーではあまり見られない特長です。
3. 「実験室」としての役割
HERALBONY LABORATORY GINZAでは、障害者アートを通じた社会的な実験が行われています。これは、単なる展示スペースではなく、アートの社会的可能性を探求する場 という点でユニークです。
4. 持続可能なビジネスモデル
作家と適正な契約を結び、作品のロイヤリティを支払う仕組み を採用しています。これは、作家の経済的自立を支援し、福祉を基盤とした文化創造 を目指すヘラルボニー独自の取り組みです。
項目 | HERALBONY LABORATORY GINZA | 一般的なアートスペース |
---|---|---|
作家支援 | 契約・ロイヤリティ制度で経済的支援 | 展示スペースの提供が主 |
ビジネスモデル | 文化と福祉を両立した持続可能なモデル | 商業的または非営利運営が主 |
5. 障害に対する価値観の変容を生む体験
来場者がアート作品や作家との交流を通じて、障害に対する新たな視点を得る機会 を提供します。これは、単なる美術鑑賞ではなく、社会的な気づきを得る場 という新しいアートスペースの在り方を示しています。
まとめ:HERALBONY LABORATORY GINZAが目指す未来
HERALBONY LABORATORY GINZAは、
- 障害者アートに特化した文化創造の拠点
- アトリエ併設型の体験空間
- 実験室としての挑戦的な役割
- 持続可能なビジネスモデルの確立
- 価値観の変容を生む社会的な意義
HERALBONY LABORATORY GINZAは、アートを通じて新たな価値を生み出し、社会の常識を塗り替える場所です。 ここで生まれる作品や出会いが、私たちの視点を広げ、未来の文化を創造していくでしょう。2025年3月、銀座の中心で、アートが持つ無限の可能性を体感しに来ませんか?
- 所在地: 東京都中央区銀座2丁目5−16 銀冨ビル1F
- オープン日: 2025年3月15日
記事監修者
CEO鉢嶺祐矢
銀座のナイトワーク業界で一線を画す存在として知られる株式会社ZENNO GROUPの代表取締役。銀座の高級クラブで14年間にわたり黒服として活躍し、その経験をもとに業界向けのさまざまなサービスを提供。非効率な業務体系を改善するため、株式会社ZENNO GROUPを創業し、業界の発展に貢献している。
鉢嶺祐矢のSNSと関連リンク
- Instagram: @88.hacci.88
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