【鉢嶺】シーサイドFM85.5出演|ZENNO GROUP鉢嶺が語る「銀座ナイトビジネス」

「銀座は完成されているように見える。でも実は、ナイトワークの現場はアナログの部分がまだ残る。そこにビジネスに繋がるヒントがあった」

2025年春、金沢シーサイドFM85.5の番組「社長!あなたの会社を教えてください」に、ZENNO GROUP代表・鉢嶺が出演。普段はなかなか聞けない“銀座ナイトビジネスのリアル”を、赤裸々に語った放送となった。テーマは「銀座の現状と、これからの進化」。銀座という街に深く根を張ってきた鉢嶺ならではの視点で、伝統あるナイトワーク業界の課題と希望が語った。


▼この記事でわかること

  • 銀座ナイトワーク業界の現場構造と年齢層分布
  • なぜ銀座にアナログ業務が残りやすいのか?
  • ZENNO GROUPのIT導入がどの層に刺さるか
  • 富裕層観光客と銀座をつなぐ「GINZA WALKER」の役割
  • 鉢嶺祐矢が語る、伝統とビジネスの“ちょうどいい距離感”

「銀座=最先端」は誤解? ―
―現場で感じた“進化の余白”

「銀座は伝統を守る街。でも、―
―業務オペレーションはまだ進化できる」

番組冒頭、鉢嶺はこう切り出した。(先述)

「銀座は完成されているように見える。でも実は、業務の現場は驚くほどアナログの部分がまだ残る。」

ZENNO GROUPが手がけるのは、ナイトワーク業界に特化したPOSシステムや業務支援のITソリューション。これは単なる“デジタル化”ではなく、「銀座の品位を保ったまま、働く人の負担を減らす」ための仕組みづくりだ。実際に銀座で働いてきた鉢嶺だからこそ、伝統と現場のバランスを理解しながら、必要な改革の道筋を描いている。

鉢嶺率いるZENNOが分析した―
―銀座ナイトワークの現場構造

 銀座のナイトワーク業界は「華やか」「ラグジュアリー」なイメージが強い一方で、実際の現場は驚くほど多層的です。ホステス・黒服(男性スタッフ)・店長・経営層…それぞれの 年齢構成と役割を把握することで、なぜ“業務のアナログ化”が残っているのかも見えてきました。

シーサイドFM85.5「社長!あなたの会社を教えてください」(鉢嶺談)  


職種別:平均年齢と傾向
なぜ“アナログ業務”が残りやすいのか?

職種 年齢層の目安 特徴・傾向 ホステス(高級クラブ) 23~35歳前後 落ち着き・教養・接客技術が重視され、30代前半までが主力層。 ホステス(キャバクラ・ラウンジ) 20~35歳 幅広い年齢層だが、20代が中心。明るさや会話力が評価される。 黒服・ボーイ 22~35歳 大半が20代中盤~30代前半。体力・スピード重視。昇進して店長へ。 店長・マネージャー 30~45歳 現場出身者が多く、キャリアを積んだ“叩き上げ型”。ITリテラシーに差がある。 経営者・オーナー層 40代~60代 自社クラブを経営、または複数店舗を束ねる。旧来型の業務スタイルに慣れていることも多い。 なぜ“アナログ業務”が残りやすいのか? 管理職層が現場上がりで、紙と電話の文化に慣れている  → デジタル導入に対するハードルが心理的にも高い 人の入れ替わりが激しく、教育コストをかけづらい  → 一時的なオペレーション維持が優先される 「紙の伝票」が法的・文化的に残っている  → クレーム・接客記録など、目に見える記録を重視する風土


現場・管理職・経営層それぞれの課題に─
─ピンポイントで効く、ZENNOの実践型DX戦略

対象層主な課題ZENNOのソリューション黒服・ボーイ業務が多く、入力作業が煩雑モバイル対応のPOSでスピードと正確性を確保店長・マネージャーシフト・売上管理が煩雑、ミスが多いダッシュボード機能でリアルタイムの売上・人員管理が可能経営層店舗全体の状況が属人的で不透明クラウド上で複数店舗を統括しやすく、業績も可視化

結論|銀座の「働く人」を守る─
─ITとは、伝統を補完する力

鉢嶺の言葉、「銀座の品位を保ったまま、働く人の負担を減らす」は、まさに現場構造と年齢層の理解に根ざした発言でした。銀座の夜は“変えすぎてはいけない”文化を抱えています。ZENNO GROUPのIT導入は、変えるべき業務の部分だけをピンポイントで効率化することで、街の価値を守りながら、スタッフの働きやすさと経営の安定性を実現しています。

海外と銀座を“つなぐ役割”―
―としてのZENNO GROUP

「銀座に行きたい海外富裕層は多い。でも“入り方”がわからない」

  ある日、中国の富裕層の方から「銀座のクラブに行ってみたいけど、どうすればいい?」という相談が舞い込みました。そして私が紹介した店舗では、その一夜で100万円近い会計が発生したと聞き、この体験から立ち上げたのが、訪日富裕層向けの銀座紹介プラットフォーム「GINZA WALKER」です。“特別な体験”を求める人と、“特別な空間”を提供するクラブを、信頼できる導線で結ぶ架け橋です。

シーサイドFM85.5「社長!あなたの会社を教えてください」(鉢嶺談)  

銀座が担う“プレミアム体験”の最前線

訪日外国人旅行者数の推移 2019 2020 2021 2022 2023 2024 年度 0 950 1900 2850 3800 訪日外国人旅行者数(万人) 訪日外国人旅行者数 *注: 2020年から2022年にかけての減少は、新型コロナウイルスの影響によるものです。2023年以降、急速に回復し、2024年には過去最高を記録しました。

このように、訪日外国人旅行者数の増加と富裕層旅行者の存在は、日本の観光産業にとって重要な要素であり、ZENNO GROUPの取り組みはその中で大きな役割を果たしています。

「GINZA WALKER」の役割

GINZA WALKERは、“敷居の高い銀座”を、誰もが楽しめる“来やすい銀座”へとナビゲートする、銀座特化型ライフスタイルプラットフォーム。高級クラブだけでなく、ファッション・グルメ・ショッピング・旬な出来事まで網羅し、世界中の富裕層から日常の銀座ファンまでをつなぐ、新時代の都市体験ガイドです。


「怒り」から「使命」へ──鉢嶺祐矢が語った原点

18歳で銀座へ。「結果を出さなきゃ認められない世界だった」

「最初は芸能界を目指してた。でも家庭の事情で早く自立しなきゃいけなくて、気づいたら銀座にいた」10代で夜の世界に入り、そこからキャリアを築いた鉢嶺。最初のモチベーションは“悔しさ”だったという。「年齢や立場で見下されることもあった。でも、それを覆すには結果を出すしかなかった」そんな想いが、原点となっている。


コロナ禍での起業、そして“10億円”というビジョン

「止まる理由があっても、動く理由を選んだ」

  「2020年4月、世界がコロナに揺れる中、ZENNO GROUPはスタートを切った。コロナがあっても、やるって決めてたから」

シーサイドFM85.5「社長!あなたの会社を教えてください」(鉢嶺談)   

現在の目標は「年商10億円」。「自分一人で背負う時代は終わった。これからは、信頼できる仲間に任せていく」育成と信頼を軸に、ZENNO GROUPは次のステージを見据えている。


鉢嶺に会いたい人は「Bar BeeBee」へ

「鉢嶺に会って話してみたい」そんな方は、ぜひ銀座のカラオケバー「Bar BeeBee」へ。運が良ければ、鉢嶺本人がフロアで飲んでいるかもしれない。

Bar BeeBee|公式サイト


伝統と挑戦が同居する、銀座というフィールド

シーサイドFM85.5「社長!あなたの会社を教えてください」で鉢嶺祐矢が語ったのは、ただのビジネスストーリーではない。
それは、18歳で銀座に飛び込み、現場で這い上がり、コロナ禍で起業し、そして今、銀座という伝統ある街の“未来”と正面から向き合っている一人の男の挑戦だった。

銀座は、日本のラグジュアリーの象徴でありながら、その内部にはまだ手付かずの課題や可能性が眠っている。
アナログな業務慣行、複雑な構造、そして“敷居の高さ”――。
鉢嶺はそれらを否定することなく、むしろ尊重しながら、「変えるべきところだけを、丁寧に進化させていく」という姿勢を貫いている。

ZENNO GROUPが提供するITソリューション、そして「GINZA WALKER」という新たな銀座体験のガイドラインは、まさに“現場を知る者”だからこそ成し得るスマートな革命だ。
それは、銀座の品格を守りながら、世界の富裕層にも開かれた“来やすい銀座”へと、街そのものの可能性を広げている。

銀座を歩き、銀座で戦い、銀座と共に未来を描く。


番組で鉢嶺祐矢が語った事は、そのすべてを凝縮した“銀座の次章”の宣言だった。

記事監修者

CEO鉢嶺祐矢

銀座のナイトワーク業界で一線を画す存在として知られる株式会社ZENNO GROUPの代表取締役。銀座の高級クラブで14年間にわたり黒服として活躍し、その経験をもとに業界向けのさまざまなサービスを提供。非効率な業務体系を改善するため、株式会社ZENNO GROUPを創業し、業界の発展に貢献している。

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